猫背

猫背になってしまう原因は、背骨を支える筋肉が弱ってしまう事により背骨が支えきれずに前かがみになってしまいます。
背骨を支えてくれているのは、腸腰筋という背骨から股関節につく大きな筋肉で、インナーマッスルという風に呼ばれています。
インナーマッスルとは、姿勢を支える筋肉で普段私たちの身体を動かしてくれている筋肉とは別物です。

その為、インナーマッスルはいくら筋トレをしても鍛えられるものではなく筋肉の柔軟性を出していく事がインナーマッスルを使えるようにしてくれます。
そういった筋肉の低下や筋力バランスによって、背骨が曲がってきて来るため猫背になってしまいます。

お身体にとって正しい姿勢とは、横から見た時に耳・肩・股関節・膝・骨盤が一直線の状態をいいます。
これを【ゴールデンライン】と言い、身体の重心が正しい位置にあります。

また、背骨にも正しい形は決まっており、背骨の理想的な状態は、S字カーブを描いている状態です。
このS字カーブがある事で背骨への負担を減らすことができ症状の予防や、健康的な身体の動きにつながります。

猫背の姿勢が続くことで、肋骨が狭くなり肺や呼吸に伴う器官やみぞおち部分の臓器はもちろん下腹部にも負担がかかってしまいます。
肺に負担がかかることによって、お身体への酸素の供給量が少なくなります。
人間は身体を動かすときだけではなく食事をする時、内臓・筋肉を動かす際にエネルギーを使います。

そのエネルギーが酸素なので酸素の供給量が低下すると細胞が弱くなってしまう為、エネルギーに変換する力が弱くなってしまい代謝が下がり免疫力が弱くなってしまいます。
また臓器だけではなく、背中の筋肉も突っ張り八滴来てしまうため背中の痛みや肩の痛みが出現してしまうリスクもあります。
また、記憶力にも影響を及ぼしてしまいます。
フロリダの州立大学の研究で姿勢が悪ければ記憶力が26%低下することがわかっており、勉強中などに猫背の子は成績にも影響を及ぼしてしまいます。