脊柱管狭窄症

脊柱管とは、背骨の中にある神経の通り道です。
背骨の中は大きなトンネルのような空洞があり、その中を脳から続く中枢神経である脊髄が通っています。
脊髄の中は脳脊髄液（髄液）で満たされており、この脳脊髄液は脳の水分量をを調節する働きと衝撃から脳を守ってくれる役割を担ってくれています。

脊髄の周りも覆ってくれており形を保つ働きを担ってくれています。
脊髄には、脳からの命令を各部位に伝える伝達係としての役割がある為、身体にとって重要な役割を担っている期間になります。

脊柱管狭窄症とは、背骨の隙間が狭くなってしまい背骨の中にある脊柱管を圧迫してしまう疾患です。
さらに詳しく説明するとは、背骨の隙間が狭くなることによって背骨の配列が悪くなってしまう事によって、脊柱管の圧迫を起こしてしまうので神経的な症状である痺れや痛みが出てしまう状態の事を言います。

圧迫を起こしてしまう事で背骨の隙間でクッションの役割を担ってくれている【椎間板】という部分に負荷がかかり、椎間板ヘルニアといった症状に繋がったりするケースもあります。
こういった症状は、加齢によりみられることがほとんどですが、高齢でないにも関わらず症状を患っている方の中には、筋力の低下や日常生活での身体の使い方が悪くなってしまう事で起こってしまいます。

そもそも、脊柱は筋肉で支えられている為、その支えが弱くなると日常生活動作をするだけでも必然的に負荷がかかります。
背骨を支えているのは特に、【腸腰筋】という筋肉が特に背骨を支える機能に特化しており、インナーマッスルともいわれる筋肉です。

このインナーマッスルが弱くなることで姿勢を保持できなくなってしまい長くその状態が続いてしまうと、背骨の丸まったような状態で固まってしまいます。
背骨は固まってしまうと、再び動くようにするのは難しく歪んだ状態で過ごしていくことになってしまいます。